『Un rêve de Millet』(邯鄲の枕)

沈既済の小説に着想を得た演劇作品

演出:Huang Ying

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2016年2月2日 - 一般公開

20時30分 - 21時30分

 

旧正月を祝い、在仏中華人民共和国大使館の協賛により上演が実現します。

 

 

料金

『Un rêve de Millet』(邯鄲の枕)について

 

中国の古い詩を読むには1秒あればいい

おいしい雑穀を煮るには1時間

存在の奥底を知るには1世紀

中国の哲学と対話するには千年あればいいだろう

 

芸術は、国の個性を形にしたもの。それはまた普遍的なものでもある。その個性とは、芸術なくしてその独創性や特異性を見せることはない。一方芸術は国の個性なくして理解され、評価されることはできない(ZHAO Tai-mu) 

 

『Un Rêve de Millet』(邯鄲の枕)は、夢をテーマにした故事を集めた唐代の伝奇小説『枕中記』のひとつ。それを戯曲化したこの作品が、こうした芸術と国に関する考察を通じて、中国文化のアイデンティティに新しい視線を投げかけます。中国の京劇のスタイルにインスピレーションを得たこの現代演劇作品は、伝統と現代、そして現実と精神世界をひとつにした詩情あふれる作品です。

 

舞台では若い文官が道士に出会い、自らの身の不平を語ります。そして年老いたこの道士が彼に枕を授けると、彼はそれに頭を置いて眠りにつき、夢を見ます。そして時は流れ…、目が覚めた時、栗粥は煮え上がっていました。物語の終了後も粟粥は舞台の中心にあり、役者たちは観客にこの香りと味を分かち合おうと促します。

上演時間 : 1時間

 

スタッフ :

出演:FU Weibo、DONG Wenliang、YUAN Yue、ZhANG Tian、LIU Zhengzhi

 

製作:Full Show Lane Studio 

共同製作、および構成:Association Hybridités France-Chine

芸術指導:MENG Jinghui

音楽:SHI Zhuohong

劇作家:AN Ying

舞台設計家:WU Wenchao

照明クリエーター:HAN Dong

衣装担当:WANG Yan

ビデオ:CHEN L

舞台監督:ZHU Bonan

照明監督:WEN Xiaonan

演出助手:XING Hao

アドミニストレーション :SUN Weitong

フランスでの製作、配給 :WANG jing

コーディネート助手:XIAO Yue

 

演出家の言葉:

芸術は、国の個性を形にしたもの。それはまた普遍的なものでもある。その個性とは、芸術なくしてその独創性や特異性を見せることはない。一方芸術は国の個性なくして理解され、評価されることはできない- ZHAO Tai-mu は1926年出版の日刊紙に掲載された彼自身の記事「国の演劇」 (Guoju) でこのように述べています。

 

この主張のもとに、YU Shang-yuan、LIANG Shiqiu、XU Zhimo、XIONG Fuxi、そしてその他、中国出身でヨーロッパで学業を修めたこの時代の演劇、芸術、建築の世界の才能ある若者たちが  「国の演劇」 (Guo ju)の運動を始動させました。それから80年を経た今日、私たちはこの運動を見直したいと考えました。それはこの運動が今日でも大切な意味を有しているからです。これは伝統的な審美観と戯曲のテクニックを新たに見直す機会であるだけではなく、自分自身をよりよく知り、私たち独自の文化的アイデンティティを見出すことを可能とします。

 

演出家紹介:

1978年生まれのHuang Yingは、生物学を専攻した後、中国の中央音楽学院に入学しました。今日までに彼はすでに、有名作品から新しいクリエーションまで、37もの異なる作品を生み出しています。彼は中国で、同世代の演出家の中でも最も影響力のある人物であるとみなされています。その作品の中で彼は、伝統の審美観と実験的な要素を組み合わようと試みます。2013年から2014年の間、彼はアジア演出家フェスティバルにて鈴木忠志氏より2度招待を受け、この際に 『Miss Julie』 および『Macbeth』 を演出・発表し、アジアで何度も上演されました。

 

カンパニー紹介:

Full Show Lane Studioは、2012年にHuang Yingが創設した独立した演劇カンパニーで、演劇、京劇、ダンス、音楽などさまざまな分野の芸術家と教師十数人で構成されます。彼らは共同で作品に取り組み、かつての演劇の形を再発見し、今日の社会に別の角度から鋭い視点を投げかけます。